神々とともにアートが海からやってきた!
宗像現代美術展実行委員会は、若い世代の美術・文化教育の機会減少を危惧して学びの場や方法を教育機関以外でも増やし、アートの力で社会課題を解決し、地域の未来の発展につなげていくことを目指しています。
子どもの視点を大切にした創造的な活動を広げる、地域創生型の芸術祭の立ち上げの年となった2022年。毎年10月に行われる宗像大社の秋季大祭「みあれ祭」の伝統神事の時期に開催することから、芸術祭の名称は「宗像みあれ芸術祭」と決定しました。
第1回目となる本年は9名の美術・工芸作家に多彩な技法で、宗像の文化や場所の意味を読み解き、この機会にしか出会えない作品を紹介しました。
地域の祈りとアートをつなぐという新たな挑戦を行い、宗像大社を会場に、立ち入ることができない聖なる世界遺産・沖ノ島をはじめとした宗像の信仰がなぜ続いてきたのか。そのことに想いをはせるきっかけとなり、約3万人の来場者にご覧いただけました。また赤間宿にある会場でも作品鑑賞やイベント参加を目的に多くの方々の交流が生まれました。
アート作品を通して、はるか昔から現代までの時間を巡らせ、未来のあり方を描くきっかけになれたと思います。
▼ 詳細は、下記の2022年第一回宗像みあれ芸術祭実績報告書(PDFファイル)をご参照ください
参加アーティスト
地元を中心とした彫刻、絵画、陶芸、手漉き和紙、写真、アニメーション作品を手掛ける新進気鋭の9人の美術・工芸作家が参加しました。