宗像みあれ芸術祭

海を渡る神々とともに、アートで未来をつなぐ祭典

2024 年 世界遺産宗像 宗像みあれ芸術祭 公募要項

2024 年 世界遺産宗像 宗像みあれ芸術祭 公募要項

はじめに

福岡市から車で約1時間の場所に位置する宗像むなかた市。宗像大社およびその周辺地域を会場にした宗像みあれ芸術祭は、伝統神事である秋季大祭「みあれ祭1」とともに開催し、地域の魅力や社会課題を丁寧に伝え、来場者が考えるきっかけになったり、心を動かしたりといった心の生まれ変わり(拠り所)を感じる祭典を目指しています。

実現したい未来(テーマ):
いのちを結ぶ

想い・メッセージ:
宗像そうぞうを楽しむ
しあわせが広がる

海、森、空、石、草花、人。
万物とつながり、
喜びを感じてきた先人たちのように
芸術体験によって
想像(創造)と笑顔がひろがること。
そんな時間を、ともに紡いでいきたい。

本芸術祭は「子どもたちに誇れる海と生きる宗像」を標語に、海や森とともに「いのちを結ぶ」循環の状態 [常若とこわか2]を現代アートという手法で表現し、心の豊かさを育む活動を国内外へ発信していきます。

  1. ※1「みあれ(御生れ)」とは神様の新たな力がお生まれになるという意味です。毎年10月に行う宗像の大祭では、沖ノ島にある沖津宮と大島にある中津宮の御神壐(みしるし)を、本土にある辺津宮にお迎えし、三女神の新たな力が生まれます。 ↩︎
  2. ※2 伊勢神宮の式年遷宮に象徴されるような常に若々しい持続可能な日本古来の価値観、自然観などの思想をふまえ行動すること。なお、その思想を世界に発信する運動が宗像国際環境会議で行われています。 ↩︎

開催概要

事業名称

世界遺産宗像 宗像みあれ芸術祭2024

会 期

2024 年10 月 1 日(火)〜10 月 20 日(日)予定
会期中無休

開催時間

10 時〜 17 時
※会場により営業時間が異なります。17 時以降も鑑賞できる作品があります。

会 場

宗像大社辺津宮境内(神宝館、参道、祈願殿前等)
海の道むなかた館
商業施設くりえいと地区(屋外)
宗像ユリックス 他
※会場は変更となる可能性があります。

主 催

宗像現代美術展実行委員会

招待アーティスト

決定次第、公式 HP や SNS で随時発表します。


募集内容

下記の地域のテーマに沿って、自由な発想や創造力で芸術文化の魅力を高め、感性を促す作品を募集します。以下のいずれかを考慮しプランを立ててください。

⚫ 宗像大社、海の道むなかた館、宗像の文化施設などを舞台とし、以下に該当するもの

  1. 1. 宗像の自然・歴史・文化・風土・景観などを活かしたもの
    2. 宗像大社境内及び頓宮の場所の特性を活かしたもの
  2. 3. 子どもたちとの交流の機会を拡大する体験型のプロジェクト
  3. 4. 地域の子どもとの交流、ボランティアと来場者との交流を促すもの
  4. 5. 地域の文化を発信するプロジェクト、サイトスペシフィックなイベント・パフォーマンス
  5. 6. 神宝館の奉献品(国宝)をテーマとし、神宝館エントランスや屋内通路を彩る提案など
  6. 7. 海や森、海洋ゴミなど環境問題や大きな循環をテーマとした作品提案も可

【参考マップ】

 A. 高宮祭場手前(約1,000㎡)
 B. 高宮祭場参道
 C. 祈願殿前広場及び池(約600㎡)
 D. 新休憩所前庭園
 E. 海の道むなかた館周辺

※具体的な設置・活動場所は、提案されたプランに応じて事務局が調整します。

【参考情報】

(1) 宗像大社ホームページより重要文化財の情報をご紹介しています。「神宝館」コーナーの「詳細」ページよりご覧ください。

(2) むなかたアーカイブス 公式HP

(3) 世界遺産宗像を紹介する動画のご案内

【動画1】
【動画2】
【動画3】
【動画4】

(4) 海の道むなかた館 公式HP

応募資格

年齢や国籍、プロ、アマチュア、個人、団体などは一切問いません。

採用

大賞1組 賞金20万円、神宝館賞3組 賞金8万円、佳作4組 賞金1万円


※収益が見込まれる作品に関する最終的な取扱いについては宗像現代美術展実行委員会との協議をもって決定します。
※神域・文化財である会場については、宗像大社や世界遺産の規定により作品プランの一部変更をお願いする場合があります。


応募方法

Web・郵送でご応募を受付します。
既定のフォーマットに沿わない情報は審査対象外です。
よく本内容をお読みのうえご応募ください。

step1
応募用紙をダウンロードする
step2
ダウンロードした応募用紙にプランを記入する
step3
提出物を準備する

提出物
1) 応募用紙

2) 作品提案書:以下の内容を記載してください。
・作品タイトル、コンセプト、内容、製作方法、素材、サイズ、製作スケジュール
・予算案(売上が生じるものは収益計画も提出してください)
・その他ドローイングやイメージ写真、図などを用いた作品プランが想定できる資料

3) 経歴書・参考作品事例などプランの参考となる資料

※作品コンセプト・内容説明の文章はそれぞれ日本語の場合、600 字以内でまとめること。

提出物体裁
提出物 1 〜 3 を、A3 以内の用紙サイズ合計 5 枚以内で作成し、PDFデータ(5MB以内)でご提出ください。

※ファイル・パネルの使用は不可とします。
※郵送応募の場合は、提出物を記録した媒体を添付してください。

step3
応募する

【web応募の場合】

応募フォームに必要事項を記入し、応募データをアップロードする

※ 締切直前は応募が集中し、アップロードに時間がかかり、締切に間に合わない可能性がありますので、余裕を持ってご応募ください。

※ 締切日の24時まで受付とします。

【郵送応募の場合】

下記宛先へ郵送する

〒814-0143
福岡県福岡市城南区南片江2-8-6
宗像現代美術展実行委員会事務局 宛

応募受付期間

2024年5月8日(水)~6月13日(木)必着

※ 持ち込み不可。

規定・条件

応募点数は応募者1組につき 2 プラン まで。

・作品そのものの条件:サイズ・素材・重量は特にありません。
・設置環境に関する条件:原則、原状回復すること。機能を有する場合はその機能を維持させること。宗像大社設置の場合、土を掘って固定するなどはできません。屋外展示の場合、雨天や強風など天候も考慮すること。
・設置期間に関する条件:原則芸術祭開催期間中、良好な状態が維持されること。
・採用作品に関しては、開催期間終了後、移設展示が可能か相談する場合があります。

選考・審査発表

審査会をもって、2024年6月中旬以降順次、応募者へ結果を発表いたします。

審査員長:山出淳也氏(Yamaide Art Office株式会社) 
審査員:宗像現代美術展実行委員会、ほか

※審査結果に関するお問い合わせには一切応じられません。

応募企画の取り扱い、及び、著作権など

提出物は返却いたしません。

企画が採用された場合、提出物に記載されたプラン、ドローイング、画像、テキストについて、主催者は芸術祭の広報物(webサイト、パンフレット、記録集、プレス等の関連媒体等)に無償で使用することができます。

なお、企画・作品プランの諸権利(知的財産権等)は応募者に帰属します。


問い合わせ

質疑はEmailにて、事務局までお問い合わせください。
電話などによる質問には一切応じられませんので、ご了承ください。

宗像現代美術展実行委員会事務局

メール    art@miare-art.com
ウェブサイト https://miare-art.com/


よくある質問

Q.
現地に出向かなく、展示が決まった際に展示物を送るだけでもいいのでしょうか?

A.
今回の募集テーマに即したご提案になっており、なおかつ、作家様が来られない場合に委員会だけで展示が可能と判断されれば、問題ないかと存じます。
なお、採用後に、展示設置指示書など具体的なご指示をお願いする場合があります。


前回受賞者

橋本次郎 氏(音楽家)

古代から受け継がれる文化や神話、海の彼方に見える神秘的な島。多彩なストーリーを感じる宗像での作品制作は、とても豊かで創造的な時間です。そして、歴史あるこの地での展示は、作品に深い意味と価値を与えてくれます。宗像の文化や歴史、風土、暮らしとの関わりを深め、素晴らしい作品が生まれることを楽しみにしています。


中林丈治 氏(彫刻家)

去年公募にて選んで頂き、芸術祭に参加しました。
最初は宗像大社の境内で展示させて頂くので色々な制約があると思っていましたが、
宗像市の職員、大社の方や芸術祭のスタッフなど様々な方々のサポートがあり、作品制作がとてもスムーズに出来ました。
また、現地に滞在し人々や自然に触れ合う経験は、作家活動の次に繋がる大切なステップになると思います。
今回は宗像大社周辺にもエリアが広がるとのことで、展開されるアートが街とどのような化学反応を見せるか楽しみです。


渋田薫 氏(現代美術家)

2023年に参加し、その夏、宗像市大島にてリサーチをして絵画作品を制作しました。
はじめての宗像市滞在でしたが、日本の原風景ともいえる場所であり、また行きたいと思わせてくれる場所だと感じています。大島では美味しい食にも出会え、地元に方々にとても親切にしてもらいました。
宗像ユリックスの芝生広場での展示にあたり、大型のパネル展示をプランニングしましたが、地元の方々やボランティアさんの厚いサポートと応援を感じました。一鑑賞者として今年も訪れることができたらと思っています。今後、日本を代表する大きなアートイベントに発展していくことを切に願っています。


過去の宗像みあれ芸術祭

2023

2022