
古代の宗像は、国際都市として大陸と交流を重ねてきた歴史があり、今年、世界遺産に認定されてから5年目を迎えます。その節目の年に始まる新しい芸術祭から、たくさんの発見や笑顔が生まれると嬉しいです。誰かのささやかな一日がこれから歩む道を変えるかもしれない。この芸術祭が、地域の未来につながる原動力となることを願っています。

神様が年に一度そろうとき、アートが地域も子どもも魅了する
「みあれ(御生れ)」とは神様の新たな力がお生まれになるという意味です。毎年10月に行う宗像の大祭“みあれ祭”では、沖ノ島にある沖津宮と大島にある中津宮の御神璽(みしるし)を、本土にある辺津宮にお迎えし、三女神の新たな力が生まれます。 その季節に行う現代美術の祭典では、古き祭りと文化、創造あふれる作品、そして、今を生きる私たちの想いが掛け合わさるとき。宗像の魅力を再発見し、大切な人たちの未来へつないでいきましょう。 みあれ祭×アートの力で、宗像に新しい体験の物語がはじまろうとしています。



海を渡る神々とともに、アートで未来をつなぐ祭典
宗像を再発見し、子どもたちへ開かれた美術体験を。思わぬ発想や創造力で喜びや感動を届ける作家たちと、ご来場の皆様とのあたたかい交流が生まれ、紡がれていくことを願っています。第1回目となる本年は、「宗像大社」、赤間地区「古民家橋口屋」、「街道の駅 赤馬館」を会場に、地元を中心とした彫刻、絵画、陶芸、手漉き和紙、写真、アニメーション作品を手掛ける新進気鋭の9人の美術・工芸作家が参加します。子どもから大人まで幅広い世代に楽しんでいただける参加型の作品制作や体験型講座、音楽祭なども催します。神々がご来臨される季節とともに本芸術祭の各会場が、みる体験、気づく体験、つくる体験を通して賑わい、そして可能性を広げる場となるよう皆様をお迎えします。
主催/西日本新聞社、宗像現代美術展実行委員会
共催/宗像大社
後援/宗像市、宗像市教育委員会
特別協賛/久原本家グループ
公式HP/ https://miare-art.com