古代の宗像は国際交流の拠点であり、当時最先端の文化が交差し、沖ノ島への信仰とともに、新たな創造や繁栄をもたらしてきました。
宗像みあれ芸術祭は、宗像の歴史・文化を背景に、「宗像の魅力、再発見」「子どもたちに開かれた美術体験」をテーマに地域の未来につながる祭典を目指してはじまりました。
アート作品を通して、たくさんの発見や笑顔が生まれることを願っています。
神様が年に一度そろうとき、アートが地域も子どもも魅了する
「みあれ(御生れ)」とは神様の新たな力がお生まれになるという意味です。
毎年10月に行う宗像の大祭“みあれ祭”では、沖ノ島にある沖津宮と大島にある中津宮の御神璽(みしるし)を、本土にある辺津宮にお迎えし、三女神の新たな力が生まれます。
その季節に行う現代美術の祭典では、古き祭りと文化、創造あふれる作品、そして、今を生きる私たちの想いが掛け合わさるとき。
宗像の魅力を再発見し、大切な人たちの未来へつないでいきましょう。
みあれ祭×アートの力で、宗像に新しい体験の物語がはじまろうとしています。
目指したい未来「いのちを結ぶ」
本芸術祭は「子どもたちに誇れる海と生きる宗像」を標語に、海や森とともに「いのちを結ぶ」循環の状態 [常若(とこわか)(※1)]を現代アートという手法で表現し、心の豊かさを育む活動を国内外へ発信していきます。
宗像大社をはじめ宗像市内を会場に、新しい価値観と創造力を持つ作家と、関わる人、訪れる人々とが交流を育み、地域に希望が溢れるような作品展示を目指します。
子どもから大人まで幅広い世代に宗像の伝統・文化・歴史の価値をアート表現とともに豊かに学べる参加型の作品制作や体験型講座、音楽祭なども催します。
神々がご来臨される季節とともに本芸術祭の各会場が、みる体験、気づく体験、つくる体験を通して賑わい、そして可能性を広げる場となるよう皆様をお迎えします。
※1 伊勢神宮の式年遷宮に象徴されるような常に若々しい持続可能な日本古来の価値観、自然観などの思想をふまえ行動すること。なお、その思想を世界に発信する運動が宗像国際環境会議で行われている。
主催 西日本新聞社、宗像現代美術展実行委員会
共催 宗像市、宗像市教育委員会、宗像ユリックス、宗像大社
特別協賛 久原本家グループ